Self-introduction 03 ゴルフ場での発見
一昨年より始めたゴルフは、まだまだ上達の兆しはみえないのですが、
心の中では、熱く志しているものです。
いつかやりたい、とは思っていましたが、
なかなかチャンスがなく、こんなに出遅れてしまいました。
でも耳年増というか、ゴルフの素敵な話は周囲でたくさん聞いていましたので、
憧れだけは超一流。
なんといっても最初に読んだのが山際淳司さんのエッセイ。
男の世界というか、大人になったらゴルフがちゃんとできる人になりたい、
と真剣に思っていました。
ゴルフを自分が始める前は、テレビのゴルフ番組を見て、
一体何がおもしろいのか、さっぱりわかりませんでした。
プレーヤーは、ほとんどじっとしているか、歩いているか、動きがない。
目を離した隙に観客のどよめきがおこる。
解説者も野球とかサッカーと違って、淡々と進行しています。
最後もどちらが勝ったか、負けたか、見ただけではわからなかった。
これが、ボール探しの芝刈りレベルでも、
体験してみると、みるみるその緊張感や迫力が見えてくるのです。
あのポーカーフェイスの下には、すごいドキドキ感がつまっていることがわかりました。
試合の賞金額も半端じゃない。
たった一打のミスで1億円を逃してしまうということ、なんですね。
ゴルフのおもしろいところは、
だれかが誘ってくれて始まるということ。
私は最初に従弟が誘ってくれたのですが、
岡本綾子さんの言葉を彼が良く話してくれます。
岡本さんは、人とゴルフをする時
この人は一番最初にどんな人とゴルフをしたのだろうか、
ということを思うのだそうです。
ゴルフ場でのマナーや、あまりうまくいかない時の態度など、
最初にプレーをした時の人の影響はとても大きいものなのだそうです。
そういう意味で、彼は私に責任を感じてくれていて、
そろそろちゃんとルールブックを読みなさいと
指導されているところです。
他にもいろいろなことを考えることができます。
ゴルフのコースを回っていると、
みんなと一緒にやっているのだけど、
自分一人でしっかりしなければいけない、
という人生そのものの感触があっておもしろいと思います。
足手まといになりたくない、と思いながら
手数が多いのでみんなを待たせてしまったり、
ボールを探してもらったり、
大人なのに恥ずかしいことだらけです。
この感じって、新入社員の時のなんとも情けないけど、
とにかく先は見えずにがんばっていた感じに似てる!
などとこっそり思い出して、走り回っています。
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