Self-introduction 01 グリーン・コレクター
AMWコンサルティングでのブログでは、
自分の好きなものや興味のあることについて
あれこれ書いてみたいと思っています。
アートやデザインの分野について、取材をさせて頂く機会がありました。
その活動を通じて出会い、大きな影響を受けたのは、美術評論や芸術教育など
多角的に活動されている杉田敦先生です。
杉田先生からはポルトガルのリスボンについて直伝頂くという貴重な機会を頂きました。
そして、もうひとつ大切なことを教えて頂いたのです。
それは「アート作品を買う」というスタンスです。
我々は通常、画集や写真集やテレビ・映画などの映像を通じて、
アートについての情報を知り、
美術館や博物館、ギャラリーに行って、実物を鑑賞しています。
また自分で絵を描いたり、写真を撮ったり、
何か工芸的なものづくりをしている方も多いと思います。
その中で、アート作品を買ったことのある人はどのくらいいるでしょうか?
もちろん複製されたポストカードやポスターなどを手にする機会は多くあると思います。
私にとって、アート作品を買うという行為は一部のお金持ちやコレクターの人がやること、
というイメージがありました。
アート作品を買ってみると、
モノの見方が変わります。
その行為が、アーティストたちを応援することになり、
彼らへの敬意を示すことになります。
自分の身の丈に合ったお気に入りの作品は、
その時の自分を表しています。
ひとつの作品、作家との出会いを通じて、その周辺にある
いままで気づかなかったことに興味が広がります。
複製情報ではなく、実物との関わり、
このことは、お客様とのリアルな関わり合いを大切にしている
我々のコンサルティングの在り方と
つながっているなと思います。
さて、私のコレクションについてふりかえると、
いろいろな出会いがあり、
いくつかの作品を手に入れたとき、
はたと気づいたことがありました。
私は黄緑色のものばかり買っていた、
ということです。
かなり真剣に考えて買っていたつもりでしたが、
単に黄緑色が好きだったのか…、
と自問自答しています。
蛭田恵美さんの作品「小松菜の根っこの切り口」。
彼女は毎日の風景をライカで記録しています。
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