異業種交流プログラム②
前回異業種交流プログラムについてコラムをアップしました。内容はAMWの経営シミュレーション「RobotS」でした。
私はこの経営シミュレーションを開発したものとして、並々ならぬ思い入れがあります。またこういうプログラムが好みということもあるかもしれません。参加者が計画したことが結果に表れ、その体験から学習を深めることができるプロセスが大事でだと思っています。
加えて、この経営シミュレーションというプログラムの性質が、異業種交流というテーマに非常にマッチすることも分かりました。
今回は同じ会社同士の異業種交流研修の2回目を実施したのでその内容について触れてみたいと思います。今回も20名のご参加でした。
前回は、方針の作成、役員人事、株主総会があるという流れをご案内しました。
今回の経営シミュレーションについてのコラムは、ゲームではないということを書きたいと思います。
経営シミュレーションはパソコンのシステムによってプログラムしているのでゲームと同じ感覚に捉えてしまいがちです。それは市場が決まった成長率で大きくなり、決まった市場(パイ)の奪い合いをするという思い込みです。しかし経営シミュレーションは参加者がどういう経営意思決定をするかで市場規模、結果が変わります。以下にここ2回の比較をします。(経営シミュレーション上の5社による総市場規模です)
1回目 1期目 63億 2期目 100億 3期目 140億 4期目 167億
2回目 65億 90億 141億 180億
これを見ると参加者がどのような意思決定をするかで、市場が変わることがわかります。1期目、3期目はほぼ同じでしたが、2期目と最終4期目で大きく変わりました。また今回の参加者がこれまでの市場規模を最大化し記録を更新してくれました。与件条件は同じでも意思決定する人が変わると何もかも変わります。企業は人なりと言いますが、その通りだとつくづく実感します。
ゲームでもこうした意思決定などの違いで市場が変わることもあるでしょう。しかし私が考える経営シミュレーションは、ゲームとは異なります。ゲームは大人でも子供でも競争に勝つことができると思いますが、経営シミュレーションは、ビジネス知識があり、経営センス、マーケティングやビジネスモデルの理解がなければ競争に勝つことはできないと考えています。
今回の2回の実施で、さらにバージョンアップすることもできました。
経営シミュレーションの標準カリキュラムはこちら→ 経営シミュレーションカリキュラム
ご興味ある方は是非お問い合わせください。
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